上棟ってなーに?

 

 

工事が始まると、

聞きなれない言葉が飛び交いますよね。

今回は

「上棟」

についてお話します。

 

 

上棟とは…

木造の場合、「棟木」が上がること。

棟木とは屋根の一番上の梁にあたる部分。

木造の場合の上棟は棟木を取付ける所までです。

主要構造部材が組み上がった状態をいいます。

 

 

現在では木造住宅を建築する際、

1~2日程度で上棟してしまいます。

 

昔と違い、今はプレカット工法(※1)なので、

大概の家は1日で終わる事が多いです。

昔の大工さんが刻んだ材木は

中々現場で合わない事が多く

何度も組んだり、

外して直すとかで割と時間がかかったようです。

 

 

現在はレッカーでの作業が主流になり、

力仕事が随分少なくなりましたが

昔は、全て人力で行っておりました。

 

十数人の大工さん達がロープなどをつかい

手作業で組上げていき

棟木を組立ててなんとか一日の作業が終了。

二日がかりなんてのも良くある光景でした。

 

 

 

※1プレカット工法とは…

「あらかじめ(pre)切断する(cut)」

という意味で使われています。

家づくり、住宅建築においては

住宅を構成する木材を建築現場に持ち込む前に

あらかじめ工場で適切な形に切断・加工しておく事。

 

 

プラモデルを想像すると分かりやすいかもしれません(^^)

木材に番号が印字されており、

同じ番号と番号を合わせて組み立てていく…

といった感じです。

 

 

 

プレカット工法が主流…ではありますが

現場ではハプニングの連続であり、

作業は非常に危険を伴います。

天候も含め、

なかなか予定通りに作業が進まな事も多々ありますが

安全に現場を進めることが第一でありたいと

思っております。

 

 

 

上棟(骨組みが完成する)時に行う儀礼を

 

「上棟式」

 

といいます。

一種の建築儀礼で、地鎮祭などもそうですね。

 

上棟式は、無事棟が上がったことに喜び、感謝するものです。

ですので、「儀式」というよりもお施主様が職人さんをもてなす

「お祝い」のようなものですね★

 

 

上棟式の始まりは、平安時代と言われています。

当時は細かく建築儀式が行われていましたが、

江戸時代じなり、建築儀式の代表として

上棟式だけを行うようになったそうです。

 

工事に関わったスタッフ全員が

今後の工事の安全を祈願し

お互いの協力の元に家をつくりあげていこうとする

意思表示の会でもあります。

 

 

 

このように上棟式はお祝いの会ですので

一般的な住宅の場合、地域にもよりますが

地鎮祭と異なり神主さんを呼ばないことが多いです。

 

 

 

この上棟式の意味を、一説では

「家の魂を祝い込めるもの」

であったと言われています。

 

また、別の説では

「新築の家を守ってくれる神霊を

しっかりと棟に叩き込もうという儀礼」

だと言われています。

 

概ね、上棟式には神や霊魂を降ろし

棟木をたたいて入れ込むことで、

その家の守護神とするような儀礼…

のようですね。

 

 

新築の家が完成した後は、

棟木を通して神霊が降りてくるそうです。

その家に神棚がない場合、

神霊は小屋裏(屋根裏)に常在するもの

と考えられていました。

家に神棚がある場合は、

高所にある神棚の神礼を依代(よりしろ)として

そこに常在するものと考えられていました。

 

このように日本人の価値観と住まいには、

密接な関係を持っていたようですね。

 

 

数カ月に及ぶ工事期間の中で、

このように家づくりに関わる人たちが

一度に集まる機会は

ほとんどありません。

 

上棟式はお施主様にとっても、

職人さんにとっても、

お互いの人柄を知る良い機会になります。

 

お互いの顔が見えてくると、

より一層家づくりに対する思い入れ

そして信頼関係が深まるのではないでしょうか。

 

 

近年、特に都市部では

上棟式を行わない人も増えています。

現在の注文住宅業界でも

上棟祝いや上棟式といった儀式が

なくなってきている傾向にあるようですが、

当社では昔からの風習を

少なからず大事にしてきたいと思っております。

 

 


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